2017年は自分がアメリカに行ってちょうど30年目、帰ってきて25年になる。
帰ってきた最初の10年ぐらいは英語がメインの仕事についていたので、何とか英語は維持できたが、もう20年ぐらいたつと昔みたいにしゃべれなくなる。
読み・聞きは不思議と衰えない。インターネットのおかげで、字幕なしの映画も見れれば大好きなサタデーナイトライブも見れる。
でも話す方はなかなか練習できない。Youtube見ながらしゃべってるところを家族に見られたら恥ずかしいしね。
何とかしないとって思っているところに、3年前、長年の友人のKさんが、渋谷のリーフカップカフェという英会話カフェに行こうと誘ってくれた。
好きな時間にぶらっと入っていつでも抜けられる。最初の1時間は1,000円で、それ以降は30分ごとに400円、金曜日には缶ビール1本ただになる。とても、気楽に行ける英会話だ。
それ以来、ほぼ毎週金曜日、そこに通うようになったのだが、外人さんたちもスタッフさんたちも美男美女がいっぱいいる。出身国もほぼすべての大陸をカバーしている。
先々週と今夜はイギリス人のデーブという超イケメンのテーブルに着いた。なかなかしっかりした青年で、日本語学校で勉強していて、うまくしゃべれるようになったら、日本で働くためにすでに就職活動も始めている。なにやらイギリスには帰りたくなさそうだ。神道にも興味があり、たぶん自分より詳しいだろう。
いや、そんなことはどうでもいい。とにかく男前で、写真をのっけるわけにはいかないが、ジュリア・フォーダムを男にして、ひげ面にしたような感じか。ちょっと男の顔では似てる人が思い浮かばない。
2時間いて帰り際、受付の女の子に「いや~、デーブってホントイケメンですよね。オレもあんな風に生まれてきたかったなー」っていったら、愛想のいい笑顔で、
「ほんとですよねぇ~」
「お気持ちお察しします」
っく、ちょっとはフォローしてくれると思ったら、まさか追い打ちをかけるとは。
君はもっと日本語を勉強した方がいいんじゃないかぁ?っとおっさんたちは心の中でつぶやきつつ、いつもの反省会と称してヒカリエの7階に向かうのであった。